一般的なスピード指数は馬場補正、斤量補正がされています。
中にはスローペースの補正をしている指数もあります。
ただこれだけでは完全な物になりません。（指数の落とし穴　参照）
道中で受けた不利、出遅れ、着外馬の最後の流した走りの分を補正に加えてやればいいのです。

方法は二通りあります。一つは指数を作る（算出）する段階で計算式にこの分を追加する。
そしてもう一つは算出された指数に自分なりにプラス、マイナスをしてやる方法です。

前者の場合は自分で何らかの理論を構築しなければなりません。
後者は自分の感覚を養えば出来ない事はありません。

どちらも「大変」「そんなの無理」と思うかもしれませんが、自分で指数にプラスマ・イナスをする方法は以外にかんたんです。
やることは一つしかありません。
「レースを見る」そして気づいたことをメモしてあげれば言いだけです。

少し具体的に説明します。
ある馬が４コーナー出口の勝負所で内の馬にはじかれる不利があったとします。
これによって2馬身ぐらい後退して勝ち馬から4馬身差の5着入線を果たしました。

１着　７５
２着　７３　１馬身
３着　７０　１馬身１／２
４着　６８　１馬身
５着　６７　１／２馬身

単純に考えれば２馬身補正し、３着と４着の間で６９とすればいいのですが、実際には勝負所での２馬身不利は３馬身か、それ以上と考えられます。
自分たち人間を想像してみてください。
１００ｍ走でスタートダッシュの時に、横から猫が飛び出してきてそれを避けた時と、ゴール間近で同じような状態になった時では、スタートダッシュの時の方が結果に及ぼす影響がより大きくなります。

よって、この場合は悪くても２着以上もしくは、勝ち負けの７５付近での補正になります。

実際には、「勝負所内からはじかれる不利、２着以上か勝ち負けもあったはず」とコメントとしてを残しています。

次走この馬が出走してきた場合、７３以上の指数は出しているはずと仮定して予想を行います。但し、絶対狙う訳ではなく、予想で指数を参考にする場合の材料として使うだけですので注意してください。